私の雑談メルマガを読んで頂いた感想で

「海外の事がわかって嬉しい」

と言って頂いたことがございます。

言われた私は嬉しゅうございましたが、実はそんなに多くの国に行った事
があるわけではございません。

まず、観光で海外に行ったことがほとんどございません。仕事が中心で
ございます。ですので宝石とは関係のない国にも行ったことがあまりご
ざいません。宝石が多く出る国にアフリカがございますが、あそこにも
行ったことがございません。

ちなみにヨーロッパなんぞんにも行ったことがございません…

フランスの空港に飛行機を乗り換えるために立ち寄った事はございますが、
いたのは数時間、空港内でしかも夜中でしたので何にもわかりませんでし
た。空港内なんぞどこも似たような感じでございますし、人もまばらでした。

私にとってはフランス人もスイス人もスペイン人も同じに見えて見分けは
つきませんし、そこがフランスであると言う実感は0でございました。
こりゃ、行ったことになりませんな…。

私が行ったことのある国は東南アジアと南米が主になります。

その中でもメインで買い付けをしていたのは南米のコロンビアでございます。

「え!コロンビア?怖いところじゃないの?」

よくそのような事を聞かれます。

怖いって言えば怖いところでございます。日本のように超安全でない事は
確かでございます。もちろんすべてが危険というわけではございませんが、
日本の常識では考えられないような事もございます。

例えば…。

〔中略〕

LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLL

こんにちは。

読む時間によってはおはようございます。もしくはこんばんは。

いつもご愛読ありがとうございます。
また本日はじめての方、ようこそいらっしゃいました。

私は店長の安斉と申します。

当店はジュエリー専門の製造卸店でございます。

「よりよい宝石を日本一安く」

を目標にしてございます。

本日はあまりジュエリーの宣伝がございません。

雑談主体メルマガでございます。

つきましてはジュエリーの画期的な広告をお待ちのお客様にとりましては、
残念なことに有益な情報があまりございません。すみません。

予めお断りを申し上げておく次第でございます。
何卒、ご了承下さいますようお願い申し上げます。

さて。

冒頭からのお話の続きでございます。

「赤信号」

交差点の信号が赤でしたら、意味は当然

「止まれ」

でございますね。そんな事は幼稚園児でも知っております。

しかしこれがコロンビアの首都ボゴタにあって、夜中の交差点において
だったらどうなるか?

「赤信号」

でも、やたらに止まってはいけないのでございます。赤信号でのんびり
止まっていては襲われる危険があるのです。信じられます?

ですので赤信号でも止まったら危険なのでございます。

しかし困ったことに、こちらが赤信号と言うことは一方の信号は青でござ
います。車が全速力で通過しております。そこをすり抜けて通過しなけれ
ばならないので、これまた危険でございます。

つまり…。

「青信号」でも「赤信号」でも脇をよく見ながら交差点を通過をしなけれ
ばならないのございますす。そこには信号がないのと同じでございますな。

赤信号なんかで下手に止まると後ろから追突されるかも知れません…。

実はもっと危険な事がございます。

交差点に信号機がついていると言うことは、交通法規が一応存在いたしま
す。ルールとしては止まらなければなりません。また、ボゴタにも警察が
あります。夜中にパトカーが徘徊していることもございます。

これが最もやっかいなのでございます。

夜中の赤信号をいつものように無視して通り抜けた時に運悪くパトカーと
出会ったとします。パトカーはここぞとばかりサイレンをウーウー鳴らし

「そこの車、停車しなさい!」

とスピーカーでがなり立てて来ます。

無視して逃げると

「止まらないと撃つぞ!」

と洒落にならないことを言ってきます。また奴らは本当に撃ってくるので
始末に負えません。

じゃあ素直に止まれば良いかと言うとそうでもないのです。

希にですが

「偽の警察官」

がいるのでございます。この偽の警察官に捕まると車を奪われて、身ぐる
み剥がされて、最悪時は殺されてしまうケースもございます。こんな事は
勘弁して頂きたい。

ですので、簡単には止まれません。しかし撃たれたくもない!

「止まるか?それとも逃げるか?」

この瞬時の判断が微妙で難しいところなのでございます。

え?なんです?

「夜中に車を運転している方が悪い?」

はい。実はそうなのでございます。そんな危険行為?をする方が間違えて
いるのかも知れません。

いつもように仕事が終わったあとにコロンビアの友人の家で賭けトランプ
遊びに興じたあと、夜中のボゴタの街をジープで家に向かっておりました。

もちろん赤信号でも止まることはありません。周りに気を配りながら全速
で突っ走っておりました。

すると…。

急に後ろの方でサイレンが聞こえ、バックミラーを見るとパトカーの赤燈
が回っているのが目に入りました。

「俺か?」

私は一瞬疑いましたが、どうも私がパトカーに追われているようです。

「マジかよ…」

私はためらいました。止まるか?

「前の車!直ちに止まりなさい!」

スピーカーでがなり立てています。

もう以前の話になりますが、車泥棒が警官のふりをして車を停止させ、
運転手を殺害して車を奪ったと言うことがニュースになりました。
ここで止まるにも逃げるにも勇気が要ります。

私は一瞬躊躇したあとアクセルを一杯に踏み込みました。

エンジンが唸りを上げ、ジープは一気に加速いたしました。全速でコー
ナーに入りハンドルを切るとタイヤが軋み悲鳴を上げています。

後ろからはパトカーがもの凄い勢いで追ってきます。

真夜中のデッドヒートです。

ハイ。ここで問題です。

「私はどこに向かって逃げているのでしょうか?」

《 考えタイム 》


   ・
 ・
 ・
 ・

ちょっと難しかったかも知れませんね。

実はこの時、私は警察署に向かって逃げたのです。

「警察に追われて警察署に逃げ込む」

と言う一見矛盾しているような状況になったのです。

もし追ってきているパトカーが偽物なら警察署に着いた時点で消えると
思ったからです。

今最大の問題はその警察署まで撃たれずに逃げ切れるかどうかです。

私はその後もいくつもの赤信号を突っ切り、全速で走り続けました。

果たして私は無事に警察署の前まで到着をいたしました。

後ろから追ってきたパトカーは本物であったらしく私に続いて急停止して、
3人の警官が車から飛び出してきました。

私が逃げ出したこともあって、すでに3人の警官はホルスターから拳銃を
抜いて手に握っていました。

「手を上げて車から降りろ!」

一人の警官が怒鳴っています。

その後ろには2人の警官が腰を落とした体勢で銃口をこちらに向けて狙い
をつけております。

「今、降りる」

私が言いました。

「さっさと降りろ!」

私は車から降りました。

「後ろを向け!両手を上げて車につけろ!足を開け!」

一人の警官が怒鳴りながら、私の足の内側をブーツで蹴りました。その後、
手荒に私の身体を検査いたしました。

「何で逃げたんだ!」

どうも一人の警官は興奮しているようです。そこへ警察署から数人の警官
が出てきました。

「どうした?何があったんだ?」

警官たちはそのようなことを口々にしています。

「この男が逃げ出したんだ!」

パトカーの警官が大声で説明をしています。

「奴は外人か?」

警察署から出てきた警官が聞きました。

「え?外人?」

暗くて良く確認しなかったのか、興奮してかそれまでわからなかった様子
でした。そして驚いたように私の顔をジッと見ました。

「お前、どこから来たんだ?」

「日本」

私は答えました。

「日本だと?じゃお前は日本人か?」

「そう」

「身分書を見せろ」

私は外国人用の身分書を財布から出しました。

「パスポートは?」

「持っていない」

「何で持っていないんだ?」

「盗まれると嫌だから持ち歩いていない。家に置いてある」

警官はそれには答えず、身分書と私の顔を交互に見つめていました。
そこで警官はやっと拳銃をホルスターに収めました。私は内心ホッとして
体が熱くなるのを覚えました。

「なんで逃げた?」

「怖かったから」

「怖い?我々は警察だぞ」

「ここコロンビアでは信用ができないから怖かった。だから警察署に逃げた」

それを聞いた警官は苦虫をかみつぶしたような顔つきになり

「逃げたら撃たれるぞ」

と言いました。私は

「偽の警官だったら事態はもっと最悪になる」

と答えました。

警官たちはお互い顔を見合わせて

「どこに行くんだ?」

と聞きました。

「家に帰る途中」

私が答えると家はどこかと聞くので住所を答えました。

「コロンビアで何をしている?」

「貿易商」

その後いくつかのやり取りがあり

「もう行ってもいい」

と言うことになりました。

別れ際に警官が

「コロンビアはお前が言うほど物騒なところじゃない。今後は警察から
 逃げるようなことをしてはいけない」

と言い、別の警官は

「帰りは危険だから気を付けて帰れ」

と矛盾したような事を言っておりました。

と、まあ以上のような事がままあります。

日本じゃちょっと考えられないような事ではございますが、向こうじゃ
当たり前のような出来事なのでございます。

怖いって言ゃ怖いっすかね、やっぱり…。

〔雑談終わり…〕

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長い間雑談にお付き合いを下さいましてありがとうございました。
お疲れさまでございました。

え〜、お疲れのところ誠に恐縮ではございますが…。

一応、ちょっとだけ宣伝もしておきませんと格好がつきませんので、これ
以降はおまけ的存在ではございますが

【宣伝広告】

でございます。

お時間が許されない状況でございましても、何卒最後までお付き合いの
ほどよろしくお願い申し上げます。

〔中略〕

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本日は終わりでございます。

みなさまもどうぞお身体にはお気をつけてお過ごし下さいますよう。

〔以下省略〕

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最後まで、お付き合い下さいまして本当にありがとうございました。
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